未知との遭遇を見た

この映画は30年近く前の作品だ。
ようやく見る機会が出来た。

これはもっと昔に見たかったなぁ。
随分昔に作られた映画にしては最近の駄作より
よっぽど丁寧に作られていて見ごたえがあった。
けれど、当時見ていたらもっともっと感動出来たはず・・・

主人公の家庭の崩壊っぷりが妙にひっかかった。
他の設定は非現実的なＳＦものなのに
夫婦の壊れ方だけがリアルなのだ。
もう一組の親子も母子家庭っぽかったし。

当時のアメリカと今の日本の家庭事情って似てるような。
その頃スピルバーグは家庭的に幸せじゃなかったのかな？

友好的な未知なる生物。（未知との遭遇・ET）
非友好的な未知なる生物。（宇宙戦争）

世の中が殺伐としているからか、自分の心が荒れてしまったのか
今は非友好的な方が現実的に思えてしまう。
そんな自分が嫌だ。